号泣必至?!感動超大作の短編漫画のおすすめ!【聲の形】
今回は感動超大作マンガをおすすめします。
むしろ知っている人からすると「え?いまさら?」って言うのも分かっている!
ただそれでも紹介しないわけにはいかない!
それだけ大好きだし、ぜひ読んでほしい一作だからだ!!
聲の形(こえのかたち)
2013年週刊少年マガジンで連載開始。
作者・大今良時先生
・2014年度「コミックナタリー大賞」第1位
・「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位
・「マンガ大賞2015」第3位
・第19回手塚治虫文化賞新生賞などなど。
2016年9月17日アニメ映画として全国公開。
公開館数は120館と小規模であったが興収23億円を突破。
・第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞
・第26回日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞
・第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞などを受賞。こりゃすげ~。
本作品のあらすじ
場面は小学校6年生の石田将也(主人公)の学校に西宮硝子が転向してくる。
硝子はクラス全員の前での自己紹介の際に筆談ノートを取り出し「私は耳が聞こえません」と自己紹介をする。
他のクラスメイトは最初耳が聞こえない、その為上手く話すことが出来ない硝子をそれなりに受容れていました。
ただそれも僅かな時間でしかありません。
将也が日常を退屈に感じていたのもあり、硝子にちょっかいを出していきます。
ちょっかいはエスカレートしていき、補聴器を壊すなどほぼ犯罪レベルまで発展していきます。
次第に将也と同じくクラスメイトも硝子をいじめたり笑いものにするようになり、硝子が怒ったりしない事を良い事に壮絶ないじめを受けてしまいます。
そんな中硝子へのイジメが発覚し将也に全責任を背負わされ、いじめの標的は硝子から将也へ移り、硝子は他校へ転向します。
そしてその将也へのイジメは高校生になるころまで続くことになります。
高校生になりいじめ続けられる将也は他人の事を信用出来なくなっていて、周囲の人間とは最初から仲良くならない、意識の中で顔に「×」印をつけていきます。
そしてどうせ死ぬのならやり残したことを片付けるために、硝子に謝罪しようと決意します。
小学校の時の筆談ノートを渡すという名目で向かい独学で身に付けた手話で会話します。それをきっかけに将也と硝子は交流をとり仲良くなっていきます。
そして将也は硝子への贖罪の意味も兼ねて友達になり自分自身と向き合っていく...
登場人物
石田 将也(いしだ しょうや)
本作主人公。
小学生時代は粗暴なガキ大将タイプ。
元々退屈を嫌い、体格が大きな者に喧嘩を売ったりするなど度胸試しを好む悪癖がある。
学級裁判後スクールカーストの下位になりイジメられるようになると、最後まで自分と友達になろうとした硝子の優しさに気づく。高校生になり硝子と再開後、献身的に硝子に尽くそうとする。
西宮 硝子(にしみや しょうこ)
本作はほぼ将也目線で書かれているが、もう一人の主人公だろう。
先天性聴覚障害を持ち、補聴器をつけても会話はほとんど聞き取れず発話も不完全。
幼い頃からコミュニケーションで失敗経験を繰り返したため、他人と意見をぶつけあうのが苦手で愛想笑いでごまかす事が多い。
とにかく天使だし、とにかく可愛い。
植野 直花(うえの なおか)
将也の小学校クラスメイト。
明るくサバサバした性格の姉御肌。
硝子の筆談ノートに悪口を書くなど陰湿ないじめを行うが、将也が学級裁判にかけられている時に、自身に火の粉が降りかかるのを避ける為将也を売る発言をする。
しかし密かに将也に好意を寄せている。
高校生になると「にゃんにゃん倶楽部」という猫カフェでバイトする。
佐原 みよこ(さはら みよこ)
将也の小学校クラスメイトで高校は植野と同じ高校。
硝子と小学校の時に仲良くなるが、他のクラスメイトから「点数稼ぎ」と言われるようになり卒業式の日まで不登校だった。
硝子が再開を望み、将也の尽力により交流を再開する。
川井 みき(かわい みき)
小・中・高と学級長を務めており、真面目な優等生だが八方美人。
自分が追い詰められると相手を悪者扱いする利己的・保身主義な所がある。
硝子には直接的ないじめはしていなかったが、陰では植野と一緒に悪口を言っていた。
永束 友宏(ながつか ともひろ)
高校時代、将也のクラスメイト。
モコモコ頭で小柄で小太り。ノリがいい性格であるほか家庭的な面もある。
情に厚く思いやりがあり、将也が高校に入って初めての友達。
是非友達になりたい。
西宮 結弦(にしみや ゆづる)
硝子の妹。
年齢は硝子の3歳下で不登校で学校には行っていない。
少年のような外見で自分の事を「オレ」と呼ぶ。
幼い頃から姉の事を慕い、その姉をイジメたりする人間を憎んでいた。
将也の事も小学生時代に硝子をイジメていたのを名前だけ知っていたため最初は将也の事嫌い。
めちゃくちゃいい子でこういう妹欲しい。
読んだ感想
もうね感動。感動の嵐。
映画版とかもやばい。というか硝子が健気すぎて、終始胸が詰まる場面が多すぎる。
自分が障碍者でイジメられても、自分をイジメてた将也が逆にイジメられて、机に落書きされても硝子は朝一登校して将也の机の落書き消してるんだよ?!なかなか出来ないよそれ。
というかこのイジメを題材にしたマンガをよく週刊少年マガジンで連載したよねwあえてなのだと思いますが。
一応言うと出演者大体クズが多いwただそれが人間臭くて面白い。
「聲の形」ってタイトルも、普通の声ではなくてこの聲という漢字なのもいいよね。
聲というのは人と人とのコミュニケーションの始まりの形を意味していて、この作品を通して人とのコミュニケーションに対して考えるいい機会になったと私自身考えています。
人の顔を見て、話す言葉を聞く、いい言葉も悪い言葉も。
聞かないフリして分かったつもりになって、自分にだけ都合がいい世界を作らない。
それが出来るようになり、過去に仲が悪くなった方たちともちゃんと話してみたいと考えます。
全7巻なので、ぜひ一読してみてください!
むしろ映画版でもいいので見てみてください。おすすめです。
おわり