きまぐれギャング

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今さらながら小惑星探査機「はやぶさ2」がどれだけすごい事をしたのか調べてみた

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少し前に小惑星探査機「はやぶさ2」の話題が駆け巡りましたね。

 

当時なんかすごい事をしたんだろうな~とぼんやりニュースを見ていて、

少しづつ調べてみると、やはりめちゃくちゃ凄かった!

 

はやぶさ2のプロジェクトマネージャーの津田さんは今回の事を、

「私たちは太陽系の歴史を手に入れる事ができました」と仰っています。

 

もうこの一言だけでスケールが違う(笑)

 

今回は私が調べた「はやぶさ2」の大偉業について触れていきたいと思います。

 

 

はやぶさ2の目的とは?

まず小惑星探査機「はやぶさ2」は目的があります。

 

それは小惑星リュウグウ」の物質を持ち帰る事が今回のミッションです。

 

え?それだけ?と思うかもしれませんが、

この記事を読み終わる頃にはそんなこと言えません。

 

小惑星の多くは太陽から遠く低温のため、

46億年前に生まれたと言われる太陽系の誕生初期状態を

保存が良い状態で残しています。

 

ただ持ち帰るまでのハードルがかなり高いです。

 

小惑星リュウグウはどこにあるの?

リュウグウの場所は地球からなんと約3億キロと言われています。

 

距離で言われてもよく分からないと思いますので例えて言うと、

地球から太陽の距離が約1.5億キロなので、

往復した分がリュウグウとの距離と同じぐらいです(笑)

 

しかも小惑星リュウグウの直径の大きさはなんと、

直径900メートルしかないんです!

 

ここまでくると辿り着くまでが至難の業です。

 

なにせ宇宙には住所が無いので、

リュウグウが大体どこらへんにあるのかシミュレーションしながら指示を出す必要があります。

 

そして距離が3億キロも離れているので、

通信が届くまで片道20分かかると言われています。

片道ですよ!片道!

 

「次はこうしてくれー!」って指示出したら、

40分後に「了解!」って返ってくる(笑)

めちゃレスポンス悪い!

 

3億キロ離れている直径900メートルの動いている的を目指して、

辿り着くことがそもそも奇跡ですよね。

 

辿り着くだけが目標ではない

距離のすごさはなんとなく伝わったと思います。

 

ただ目的は冒頭伝えた通り小惑星の物質を持ち帰ること」です。

 

問題点はまだ山積みです。

 

小惑星リュウグウに辿り着き、

「さあ、着陸だ!」と素人の私たちならすぐ思います。

 

ただ再度地球に帰るためには、

着陸の際に機体を損傷させるわけにはいきません。

 

そのため安全な場所に着陸する必要があります。

その安全な場所の大きさ直径約7メートル!

 

地球から太陽に行って戻ってきた後に、

直径900メートルの惑星の直径7メートルの場所に着地をシミュレーションするって、、

かなり無理ゲー(笑)

 

難易度を例えるなら

「らくだが針の先を通るより困難な障害」らしい。

それ無理じゃん!!物理的に無理じゃん!!

 

らくだのまつげでも難しい(笑)

 

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もちろん単純に物質を持ち帰るだけではダメで、

状態が良い物質を持ち帰る事が必須です。

 

そのため地表ではなく、

一度地下の物質を掘り起こすことが必要です。

 

そこで金属の塊を小惑星に打ち込み、

世界で初めて人工クレーターを作る事に成功しました。

 

物質の中には何がある?

物質の中には生命の起源である、

「水」有機物」が含まれていると見られます。

 

水に関しては不明な事がかなり多く、

水がどうやってできたかは未だに不明です。

仮説として太古の地球に小惑星が衝突した際に運び込まれたという説があります。

 

要は水は宇宙からきたかもしれないということですね。

ちなみに以前水の謎に少し触れている記事がありますのでよかったらどうぞ。

 

www.komorin-channel.com

 

原子の地球はマグマで覆われ、

当時の物質はどろどろに溶けて変質しています。

 

太陽系の天体は同じ材料から生まれたと考えられており、

リュウグウの物質を調べる事で、

地球や太陽系の生い立ちに迫れるかもしれないという事ですね。

 

そのため「私たちは太陽系の歴史を手に入れる事ができました」という発言に繋がるわけです。

 

うんちくを自慢しよう!

今回のはやぶさ2の記事はいかがでしたか?

 

私自身調べてみるとかなり面白くて、

ニュースで話題になっていた時調べておけばよかったと後悔してます(笑)

 

意外と知らない方も多いと思いますので、

ぜひ他の人に話してみよう!

 

太陽系の特徴についても記事書いてます。

www.komorin-channel.com

 

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